代表の吉川です。
本日は、私ネタなのですがお暇が有れば読んでやって下さい。
人間長い事一つの事を頑張ると誰でもその道のプロになっていたりします。
私は、学校の勉強がイヤで早くに和菓子の修行に入りました。(^_^;)
和菓子職人見習いの時(昭和63年頃)は、朝早くから仕事して夜中に帰宅。
休みも1ヶ月に2日有れば良い方で仕事中以外でも和菓子作りの練習や他の和菓子屋にて和菓子を買って勉強した物です。
しかしながら学校の勉強と違い、和菓子職人と言う仕事は、やりがいが有るので一生懸命、和菓子の勉強をしました。
何よりお客様に『美味しかった!』と言われる事が嬉しい。
さて和菓子職人見習い時期ってお給料は、安いのですがお金で手に入らない物が御座います。
それは、和菓子職人の技術!
仕事をするのは、誰の為か?
見習い先の和菓子店の為じゃ御座いません!
将来の自分の為に一からちゃんと覚えて行かないと立派な和菓子職人には、なれないと思います。
これは、どんな職人さんでも同じ事かと思われます。
私は、2件の和菓子屋で修行して先輩和菓子職人に教わり、菓一條栄久堂吉宗の先代(父)から
上生菓子の技術を伝授して貰い自分で色々考えながら今も和菓子を作っています。
和菓子職人見習いで和菓子の世界に入り、2017年で28年経ち
今は、若い和菓子職人に自分の技術を伝授する側になりました。
伝授する側になると責任が出てきます。
いつも怒鳴って!怒るのは、その子が仕事出来ないからでなく今、きっちりちゃんと覚えて貰い
立派な和菓子職人なって欲しいからです。
ですので私は、和菓子職人見習いを雇うのでなく弟子と言う形で和菓子職人の技術を教えています。
そんな頑固な和菓子職人の私ですが先日、なんと西宮市から技能功労賞受賞のお知らせを頂きました。
2017年11月8日に西宮市役所にて西宮技能功労賞者表彰式が行われました。
記念撮影の時に西宮市役所でお世話になっている方に無理言って撮って頂いた写真です。
他の受賞者様のブログ掲載の許可を取っていませんので顔を消して頂きたい方が居ましたらご連絡下さい。
私(和菓子製造)以外にもパン製造・洋菓子製造・電気炉設計・表具・美容・理容・塗装・電工・フラワー装飾・かわらぶきの匠達が受賞しました。
みなさんその道一筋で技術を磨いてきた匠です。
実は...今でも和菓子の修行は、終わっておりません。
今日炊いた餡より明日炊く餡は、さらに美味しくなるようにするには、どうしたら良いのか?
今日作った上生菓子より明日作る上生菓子は、もっと表現力を出すには、どうしたら良いのか?
今日の仕事に満足したらアカンのが職人です。
最後に西宮市役所関係者の皆様、推薦して頂いた商工会議所の皆様、選考して頂いた関係者の皆様、
そして私に和菓子の技術を伝授して頂いた先輩和菓子職人の皆様ありがとう御座いました。
菓一條 栄久堂吉宗
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
Home Page : https://wagashi.gr.jp/