和菓子職人の吉川です。
朝晩も寒くなり秋がようやくやってきた感じですね。
皆様は、食欲の秋派、それとも読書の秋派でしょうか?
私は、もちろん食欲の秋派です。(^O^)
これ以上、美味しい物食べたら太りすぎだと思いつつ、ついついサンマ2匹は、絶対食べてしまいます。
そんな秋の食材をモチーフにした和菓子もいっぱい御座います。←サンマじゃないですよ~。(^_^;)
中でも栗は、秋の食材の代表ですが本日は、柿!の上生菓子のお話。
菓一條栄久堂吉宗では、夏が終わる頃から柿を上生菓子で作りますが『青柿』緑からだんだん熟して行き最後は、上写真の右側の『熟し柿』となります。
この記事を書いている10月末現在は、熟し柿を販売しております。
さらに今年は...
メジロさんも大好きな渋柿を干して作る干し柿なんか作ろうかな?
と思い、色々考えて...
上生菓子 干し柿 せっぺい・こし餡
せっぺいを炊いて作って見ました。
せっぺいとは、古くから上生菓子で使われている生地で餅粉、砂糖、卵白、水飴で出来ております。
北海道産小豆100%で自家製餡したこし餡をせっぺいで包み、はったい粉をまぶしております。
はったい粉とせっぺい、こし餡は、相性がとても良く美味しいんです。(^O^)
11月後半、お茶の先生に『上生菓子を菓一條で買ってきて。』と言われたら迷わず干し柿にしなはれ!
派手さは、まったく無いですがこの素朴感が先生方に好まれると思います。
そしてお稽古で美味しお抹茶と干し柿(はったい粉、せっぺい、こし餡)を食べると必ず幸せな気分になれます。
ここで余談ですが茶道の先生からお稽古で使う主菓子を買ってきてと言われたお弟子さんへ。
それは、ただのお使いで無く、お弟子さんの力量を試されているかもしれません。
長年、茶道をしてきてどれだけ季節感があるかとか、器を先に見せられたらその器に合う主菓子を選べるとか。
さらに先生の好みも有る考えないと行けません。
お弟子さんが綺麗とか美味しそうとかで購入しては、行けませんよ~。
あ~~恐っ。(*_*)
しかしながら先生が思うような主菓子を選べたら、お弟子さんの格が上がります。
と言う事は、チャンスですね!頑張って出来る限りご自分でお選び下さい。
話は、それましたが、上生菓子 干し柿は、自宅で飲む日本茶でも十分幸せになれると思います。
そんな素朴な上生菓子も菓一條栄久堂吉宗では、販売しております。
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
Home Page : https://wagashi.gr.jp/