代表の吉川です。
夙川の桜も散ってしまい暇になると思いきや和菓子屋は、そうでも御座いません。
次は、5月5日端午の節句が控えております。
本日は、上生菓子で鯉を作りましたので紹介します。
休日、野鳥以外に睡蓮と鯉の写真を北山の池にて撮ったりします。
そして自宅でも趣味でメダカから鯉まで飼育しているアクアリストでも御座います。
そんな鯉の上生菓子なのでいつもより思いが入ってしまいます。
一応アクアリストなのでここで本物の鯉のお話でも。
緋鯉は、赤い鯉の事を言います。
錦鯉とかは、緋鯉から生まれたアルビノ(白)とかを掛け合わして作られた観賞用の鯉で
何十万円もするお高い錦鯉は、左右の模様が同じとか体格とか色々条件がそろっている場合だったかと記憶しております。
鯉は、場所さえ有れば比較的飼育しやすい魚で室内水槽より野外の方が私の経験上、楽です。
真鯉は、文字の通り真の鯉で自然界に普通に居る鯉です。
金魚とフナの関係によく似ていますね。
上生菓子 緋鯉(ひごい) 1個340円+税
上用練り切り・こし餡
先代の頃から端午の節句前後に作る緋鯉で、その他端午の節句関係の上生菓子は、、兜(せっぺい)、花菖蒲(上用)、を作りますが
ちょっと寂しいので種類を増やす事にしました。
童話『こいのぼり』の歌詞を見ると...
屋根より高い 鯉のぼり
大きい真鯉は お父さん
小さい緋鯉は 子供たち
面白そうに 泳いでる
えっ?お母さんは?と思われる方も居ると思います。
でもよく考えて下さい。
端午の節句は、男の子の節句ですから鯉のぼりが上げられ出した明治時代は、鯉のぼりに女子は、必要ないと言う時代背景が有りまして
その後『こいのぼりの歌』が出来たのは、昭和6年ですからまだまだ女性は、家を守る時代でした。
現代では、女性も男性同様に仕事して活躍しているので出世を願い祝うのも有りかと個人的には、思います。
さて『こいのぼり』の歌で出てくるお父さんの真鯉。
これ上生菓子で作りましょう~。(^o^)
上生菓子 真鯉(まごい)1個340円+税
上用練り切り・こし餡
真鯉お父さん、緋鯉の子供達の為に仕事ガンバレ~! ←自分に言い聞かせている?
と言う事で緋鯉と真鯉の上生菓子を明日から販売いたします。
長々と最後まで読んで頂きありがとう御座いました。
菓一條 栄久堂吉宗
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