代表の吉川です。
新型コロナウイルス流行で卒業式や入学式が無くなり紅白饅頭のご注文もほぼ無くなりました。
1件だけいつもご注文を頂く幼稚園だけ卒園式をするので紅白うさぎのご注文を頂き納品をいたしました。
菓一條栄久堂吉宗の紅白うさぎは、うさぎの形の上用饅頭です。
ところで上用饅頭の生地って何で出来ているかご存じでしょうか?
答えは、このつくね芋です。
生のつくね芋を細かいおろし金ですり下ろし、砂糖や上用粉を加えて生地を作ります。
これは、昔ながらの上用饅頭の作り方でかなり面倒で難しい部類の和菓子でして
つくね芋は、すべて同じ糖度、水分量、粘りでないので毎回、砂糖と上用粉の分量が変わりますから慣れている和菓子職人でないと安定した上用饅頭が作れません。
ですので和菓子屋の中では、安定しているフリーズドライ芋や冷凍芋、さらに混ぜ物有りとかでフワフワにする所が有るのですが本来のつくね芋の味が無くなると思うので
菓一條栄久堂吉宗では、そのような材料を使わず昔ながらの作り方で新鮮な生のつくね芋を中央市場から仕入れています。
以前、ご年配のお客様に当店の上用饅頭は、『子供の頃に食べた味でとても美味しかった。』とお褒めのお言葉を頂きました。
この昔ながらの味の上用饅頭は、今では、少ないと仰っておられました。
菓一條栄久堂吉宗の紅白うさぎは、中の餡が薩摩芋(鳴門金時100%)で作った芋餡です。(ご注文時、こし餡、白金時餡に変更も可能。)
薩摩芋の餡のメリットは、美味しい事は、もちろん大豆アレルギー(こし餡の小豆も同じアレルギー物質が有ります。)のお子様でも安心して食べられる上用饅頭なんです。
特定原材料アレルギー27品目の中で該当するのは、山芋(つくね芋を使用)だけです。
その薩摩芋餡を上用饅頭の生地で包み蒸し上げます。
そしてこのような紅白うさぎが出来上がります。
ご注文を頂いた幼稚園のお子様達に『ご卒園おめでとうございます。』
菓一條栄久堂吉宗の和菓子職人が心を込めて作ったうさぎさんを食べてくださいね。
菓一條 栄久堂吉宗
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
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