本来なら桜が咲き始める頃ですが2017年は、ちょっと遅い感じですね。
今朝、夙川の桜開花の様子を見に行きましたがあと3日位で開花でしょうか。
さて!春と言えば、
和菓子の世界もガラッと商品が変わり甘党喫茶でも冷たい商品が売れ出します。
わらび餅作りで難しい所は、同じ配合(レシピ)でも火力で全く出来上がり変わる事です。
経験が未熟なら焦がさないように少し火力を落として炊いてしまうのですが
ベテランの和菓子職人は、炊き上がってきた堅さに応じて鍋に焦げ付かない最大の火力で炊き上げます。
火力で出来上がりが変わるって卵焼きに似ていますね。 ←私は、簡単ほど難しい料理だと思っております。
上の写真は、炊き上がって流したてのわらび餅です。
わらび餅の特製ですが炊きたては、飴色で時間が経つとだんだん白っぽくなって来ます。
特に冷蔵庫などで長時間冷やすと真っ白で堅くなり美味しさが無くなります。
本当のわらび餅は、時間が経つにつれて白くなり美味しさが変わる事を知って頂きたい!
もし冷蔵庫に入れて全く状態が変わらない、わらび餅でしたら蕨粉は、ちょっとだけで違う物で固めていると言って良いでしょう。
せっかくですのでわらび餅の正しい食べ方も説明しておきます。
わらび餅は、買ってその日に食べる事が鉄則です。
食べる前に氷水につけて冷やすか、冷蔵庫にて15分ほど冷やして食べます。
かき氷がご自宅で出来るなら写真のように食べる前にかけると見た目も美味しそうになります。
間違っても1時間以上冷蔵庫で冷やさないようにして下さい。
冷やす事で美味しく食べられるのですが冷やす時間が長いと白くなると同時に堅くなります。
そんな面倒な事したくない方には、茶廊 菓一條にてもわらび餅を美味しくご賞味して頂けます。
お客様の中には、こし餡をつけて黄粉をつける方もいます。
ただ...和菓子屋のわらび餅を食べてしまうと
もう貴方は、スーパーやコンビニで売っているわらび餅を買えない!事を覚悟してご賞味下さいませ!(笑)
朝1回しか炊きませんので菓一條栄久堂吉宗のわらび餅は、売り切れたら終了です。
菓一條 栄久堂吉宗
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
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