代表の吉川です。
今朝は、お得意様の関西学院大学 茶道部様に上生菓子をお届けしました。
春間近ですが桜は、ちょっと早いですから糊こぼし(のりこぼし)をお届けする事にしました。
上用練り切りで中がこしあんです。
糊こぼし...それ何?
って言う方も居ると思います。
関西では東大寺のお水取りが終わると春が来ると昔から言われております。
その頃には二月堂の前の開山堂の庭に椿の花が咲き始めます。
この椿の名前は、糊こぼしと言いい奈良には東大寺の糊こぼしと白毫寺五色椿伝香寺の散り椿大和三代椿と言われています。
糊こぼしのいわれは、修二会の須弥壇の周りを飾る椿の花は、和紙の造花です。
練行僧が本行に入る前に造られる時、椿の赤い花びらに糊がこぼれ、赤と白の花びらになったそうです。
実際の生の椿の花はのりをこぼした様に、赤と白の花びらです。
それで開山堂の椿は、糊こぼしと言われました。
上生菓子を扱っている和菓子屋では、古くから糊こぼしを作ります。
菓一條栄久堂吉宗では、この時期に店頭にて桜が咲く頃まで販売しております。
菓一條 栄久堂吉宗
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
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