代表の吉川です。
2月25日、兵庫県茶道協会様のご注文の上生菓子600個をお届けをしました。
先生に前もってご来店して頂、どのような上生菓子が良いのか思案して頂き決まったのが
百合根を使った上生菓子でした。
さてこの百合根で作る上生菓子600個となると百合根の仕入れが大変です。
苦楽園の八百屋さんで10個ほどサンプル的に買いましたが小さくて数が取れません。
つくね芋をいつも購入している西宮中央卸売市場に頼んで用意していただきました。
北海道産の良い百合根が有りましたので数ケース購入。
手作業でひたすら使えない部分を包丁で取って白い百合根だけにします。←冬場の冷水につけた百合根は、冷たいんです~。(*_*)
大量の百合根をせいろで蒸し、これまた手作業で裏ごしです。
それを今度は、砂糖を加えて炊き百合根100%の百合根餡が完成します。
上生菓子 『下萌』 百合根餡・こし餡
雪解けの時期に雪間から新芽が出ている感じを表しております。
本日は、外の白い所が百合根餡で新芽を表しているのが抹茶練り切り。
百合根の風味を出す為に餡の糖度をギリギリまで下げたこし餡を中に入れました。
原材料 北海道産百合根・北海道産小豆・砂糖・水飴・抹茶練り切り(北海道産白小豆・国産つくね芋・砂糖。宇治産抹茶)
厳選した材料を使いまじめに作る上生菓子です。
大きなお茶会でも菓一條栄久堂吉宗では、前日に作りますから日持ちさせる為に餡の糖度を上げなくても良いんです。
もちろん保存するた為に添加物や保存料を一切使いません。
お茶会は、おもてなしですので、和菓子職人も手を抜いたらアカンと思っております。
お茶会に参加されたお客様が抹茶と上生菓子を頂いて『美味しい!』の為に
従業員一同、お茶会前日深夜までかかり心を込めて作り続けます。 ←これが和菓子職人魂!
そして当日の2月25日早朝。
西宮から三宮まで高速使って配達に行きます。
30分車で走って午前8時に生田神社に到着しました。
生田神社内の茶室(神泉亭)は、池の横を通って奥に御座いました。
ご注文して頂いた先生に『一服どうぞ。』と嬉しいお言葉をかけられて美味しいお抹茶を頂き
お抹茶を頂く瞬間も自分の作った上生菓子の甘さとこの日お茶会に出されるお抹茶が合うのか?
よく考えて今回は、甘さをギリギリまで控えめにして
良かったと私は、思った瞬間でも御座御座います。
この度は、菓一條栄久堂吉宗の上生菓子をご注文頂、本当にありがとう御座いました。
菓一條 栄久堂吉宗
住所:兵庫県西宮市羽衣町7-26ミズキアルペジオ夙川ビル1F(阪急夙川駅徒歩1分)
電話:0798-36-5431
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