代表の吉川です。
6月に入りそろそろ夙川も梅雨入りしそうな気配です。
さてこの時期、先代の時から上生菓子で作る種類が少ないですから
結果的に同じ型を長く作り続けてしまっておりました。
そこで今年、何かこの時期に作ったら良さそうな物を探していたら御座いました。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)です。
5月~7月に咲く花で江戸時代から茶花としても使われているとの事。
お恥ずかしながら茶花そして使われる事は、知りませんでした。(^_^;)
そして大山蓮華は、中国名で天女花と呼ばれております。
『天女花』素晴らしい名前では、御座いませんか!
ちなみに中国語読は、『ティェンニュファ』みたいな感じでようか? ←翻訳サイトより拾いました。
まあ、日本の上生菓子なので天女花の読は、『てんにょばな』で良いかと思います。
では、その天女花を上生菓子で表現してみましょう!
ちょうど六甲山高山植物園が見頃だという事で本物のオオヤマレンゲを見に行って来ました。
オオヤマレンゲは、下向きに開花するんですみたいです。
脚立てて撮ると写真撮りにくいです。
久々に六甲山のドライブも出来て勉強もしたので上生菓子制作です。
PHOTO S.Yoshikawa
オオヤマレンゲ
六甲高山植物
Nikon D500
AF-S NIKKOR 200+500mm F5.6E ED VR
AF-S MICRONIKKOR 60mm F2.8G ED
完全に開く前が上生菓子で作りやすいです。
いろいろ試行錯誤して考える事、15分。
上生菓子は、粘土細工で御座いません!
時間がかかる型だど表現力が上がりますが飾り物じゃなく食べ物ですから手で触る時間は、数十秒です。
長い時間、作るのに触っていたら体温で傷みやすくなりますから難しいんです。
上生菓子 天女花(オオヤマレンゲ)
上用練りきり・こし餡
一番難しいのは、この蘂の色合いで白い花なので蘂の色合いでがらっと雰囲気が変わります。
趣味の写真も上生菓子でも自然の物の場合、柔らかい色合いが好きです。
上生菓子 天女花は、本日より数週間作る予定ですので是非、夙川まで来られたらお立ち寄り下さいませ。
菓一條 栄久堂吉宗
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